「表面処理のコンサルタント」―展示会レポ2
営業推進部の金です。
機械要素技術展に展示した商品(第一弾)をご紹介します。
削れない・はがれにくい・現地でできます
①セラミックチップ・セラミック二重管
特徴:長寿命かに応じて、セラミックチップはアルミナ純度92%、
窒化珪素、ジルコニアと3種類で対応可能。
蒲田工業は用途による任意なサイズで、短い期間で工事施行可能です。
◆セラミックチップ型はコーナー部や円形型等にも対応可能。
主に製鉄工場の上工程や採石工場など、石炭や粉などの原料を運搬するとき、
スライドプレートパイプや配管をひどく傷つけるのを防ぐために使われているそうです。
◆セラミック二重管:こちらの配管は内径が小さいため、成型前の材料を配管に内径に合
わせて作ったものです。セラミックチップに比較すると、耐摩耗性能も劣れず、コスト
ダウンにもなるそうです。この方法は、Φ200以下の配管内径に適用しています。
実際に製鉄工場で、高炉への微粉炭吹き込みノズルにライニングして使用されている
そうです。
②セラミック・超硬金属溶射
特徴:耐摩耗性・耐熱性(1000℃まで耐える)・溶射処理プレート・
使用条件による材料と方法が豊富・現地施工可能。
こちらは製鉄工場の圧延工程(鉄板の厚みを調整する工程)で、ロールなどに溶射して使用
されているそうです。熱にも強く、鉄より硬度も高いため、耐摩耗性に抜群です。
高温や腐蝕環境下でも特性が優れていることから、食品・医薬関係でも活躍しています。
付かない・削れない
③非粘着コーティング
特徴:ガムテープは全く付かず、一部の液体塗料も固形したら簡単に剥がせる。
尚、従来の非粘着処理より更に耐摩耗性が優れている。
コーティング方法としては①セラミック溶射+非粘着系の樹脂コーティング・
②ブラストロンで粗らし+非粘着系の樹脂コーティング
の2パターンがあります。
食品工程(納豆の箱詰め工程)での使用例をあげてみますと、ネバネバの納豆がノズルに残るのを
防ぐために、ノズルの内面にコーティングして使われています。その他にも、接着剤を扱う工程でも
使われているそうです。
「金型へのゴムや樹脂の付着防止できないかな・・・」 「ロールへの樹脂系や接着剤等の付着に
困っている!」 「ホットメルトの付着をどうかしてほしい!!」などにお悩みにお勧めです。
つかない・侵かされない
④フッ素樹脂チューブ被覆
特徴:非粘着性については完全ではないが、簡単に剥がれる。
耐薬品性(酸・アルカリ・有機溶剤に侵されない)
(写真のサンプルは展示会用のミニ型です。特注で作っていただきました)
こちらの商品は主に製紙工場の塗工工程などで使われています。
蒲田工業は、厚肉被覆・母材の接着加工も可能です。
滑らない・つかない
⑤シリコンゴムコーティング
特徴:①ノンスリップ性→ゴムの中で一番滑りにくい材料
②標準シリコンの約5倍の強度・耐摩耗性能を持ったコーティングが可能
③フラット面では最も高い性能の非粘着
(ガムテープは非粘着テスト用です)
紙オムツなどの製造工程で、不織布に高分子吸収剤(ポリマー)を浸み込ませる際、
そのラインのベルトの表面に使用されています。非粘着・柔軟性・ノンスリップ性すべてが
必要な所に最適です。
けずれにくい・静か・錆びない
⑥ウレタンコーティング
特徴:耐摩耗性・防音性・耐蝕性
ウレタンコーティングは、遊具や工具のグリップ・搬送機器・生産治具・産業機械等に
最適なコーティング加工だそうです。
例えば、パーツフィーダーの内面にコーティングする事により、製品の傷防止・防音効果・
耐摩耗効果をもたらします。
続く展示会レポ③は---<展示商品紹介ー2>