【蒸気・省エネ工事】見学レポ1
営業推進部の金です。富士営業所の山本副所長に連れて行ってもらいました。
今回は富士市のある製紙工場(家庭紙工場)に、工事中の現場の立会をさせていただきました。
製紙の町である富士市・富士宮市では、毎年夏に岳南排水路清掃工事【岳排(がくはい)】が一週間程行なわれます。
この期間は工場からの排水が出来ず、これに合わせ工場全体を休転し設備改善工事を行っているそうです。
今回の工事内容は
① 既設のバケットサイフォン撤去
② 現地孔開け加工
③ ヤンキードライヤー内にLDR(低差圧ロータリー)サイフォン
+ JOHNSONタービュレーターバーの取り付け作業です。
* ドライヤーサイズ:Φ3660×2900w *
★ タービュレーターバーを繋ぐスプリングリングとスプリング
目的:マシンスピードによりドライヤー内に形成するドレンが、
ドライヤー表面への熱伝達・紙の乾燥への影響を防ぐためです。
今回はLDRサイフォン(低差圧)・タービュレーターバー設置を提案しました。
まず、現地でセンターパイプの穴あけ加工を行いました。こんなに分厚かったのですね!!
★ LDRサイフォンの取り付け
サイフォンは、ドレン(蒸気による水滴)を効率よく排出させる為の装置です。
ドライヤーの中心にあるセンターパイプから上下に2本を取り付けました。
左写真の一番下の隙間1.6mmあり、この隙間の下部からドレンを吸いあげて排出します。
*ワイヤーはボルトの廻り止めのためにつけておきました。
サイフォンのイメージ図:
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