仕入先様紹介ー株式会社オジックテクノロジーズ様2
営業推進部飴本です。
引き続き、株式会社オジックテクノロジーズ様取材レポ2です。
飴本:先ほど、ラボ(研究室)も見せて頂きましたが、ラボではどのようなことをされているのでしょうか。
豊田:製品の検査(耐食試験など)を中心に行っていますが、特別な取り組みとして、表面処理の講習会を行っています。
飴本:講習会はどういった内容なのでしょうか。
豊田:同じセミコンテクノパーク内にある熊本県立技術短期大学校の学生さんを対象にインターンシップとして行っていますのと、もう一つはお客様の技術、開発担当者の方を対象に行っています。
午前中に座学を行い、午後からは実技で、様々な表面処理を実際に行っていただきます。薬液の濃度や、電気のかけ方といった条件の違いによって製品の仕上がりが異なってくることを実技を通して学んで頂き、設計や仕様決定に役立てもらう狙いがあります。
飴本:オジックテクノロジーズ様の今後についてお聞かせください。
上野:当社は常に高機能、高付加価値を持った製品開発を進めてきました。以前にもまして開発にはスピードが求められていると日々感じています。技術の確立した処理はその日から陳腐化が始まってしまうのです。常にそうした危機感を持ちながらお客様のニーズに応えていきます。
こうした方針の中で開発した表面処理がガラス基板の剥離帯電を防止する「オーデント」であり、熱にも割れにくい絶縁性の陽極酸化「ウェルマイト(耐クラックアルマイト)」です。ともに当社独自の処理として高い評価を頂いています。
また、めっきの一種である精密電鋳技術を用いたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)レベルの微細加工も新たに取り組んでいます。
豊田:事業の永続性を考える上で、やはり環境への配慮はかかせません。合志事業所では今後もさらに省エネ、環境負荷を低減した製造プロセスの改善を進めていきます。
飴本:本日は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。オジックテクノロジーズ様の持つ優れた独自技術をわれわれ蒲田工業もお客様に積極的に提案してまいります。
今後ともご協力お願いいたします。
蒲田工業ホームページ