製造部シリーズ4 <穴あけ加工、フッ素樹脂チューブ被覆作業>
営業推進部の周です。
先日、製造部の工場を覗いてきました。まさかこんなことまでやっていると思いませんでした。(?∀?)
2mを超える幅、10mを超える長さのコンベアベルトに直径10㎜の
(横593列、縦111列)です。
* 吸引しながら搬送するサクションコンベア用のベルトです。
計算してみましたが、何と孔の総数は65823個です!!
単純作業と言っても、ものすごく集中力が必要です。
まず、65823個穴の
佐野さんが罫書き作業しています
孔を開ける位置をベルトの上に型紙を敷き、塗料スブレーで罫書いています。
塗料が飛び散ってベルトが汚れるのを防ぐためにダンボールを使い真剣に作業しています。
次は、孔あけ作業の本番です。
石川さんが作業している様子
金槌と打ち抜きポンチを使い、一個一個手作業で開けています。
孔開けパターンは 2 種類あります。
Aタイプ
Bタイプ
今回はA タイプでした。
ほかに、幅約150mmで5mを超える長さのベルトに直径3㎜の孔を開ける作業もしていました。
1) 両側の孔を開ける(1本に2412個)
2) 片側の孔を開ける(2種類があり、各1本に1206個)
井出リーダーが作業しています
すべて手作業で直径3㎜の孔を16884個も開けるのです!!
身体も精神もとっても鍛えられる作業、お疲れ様でした!!
金属ロールにフッ素樹脂チューブを被覆する作業です。
ロールに非粘着性や滑り性といった特性を持たせます。
被覆作業の前に、必ずロールを拭いてゴミを取り去る作業をしなければなりません。
極細かいゴミ取り除いています
チューブに埃など巻き込んだままで施工しますと、表面に凹凸が出てしまいます。
10~20μ以上のほこりはお客様の製造製品に支障が出ますので、すべて取り除いていました。
熱風でチューブを収縮させロールに密着させています
ロールの両端部の仕上げ(ここにも技術が必要なんです!!)
詳しくは
https://www.kamata.co.jp/html/surface/surface_02_8.html
をご覧下さい。
製造部の工場ではよく「それは何?!」と思われる作業をしています。
また覗きに行ってきますので、次の紹介を楽しみにして下さい~
豆知識:
人間の目に見える大きさの限界は、一般的に10μくらいとされています。