福山営業所 山村さん取材記
営業推進部の満行です。
先日、福山営業所の山村さんを取材させて頂きました。
血液型 A型
星座 しし座
趣味 読書、お酒
好きな食べ物 カレー
社歴 3年目
Q: 現在の仕事の内容をお聞かせください。
JFEスチール株式会社西日本製鉄所(倉敷・福山地区)様冷延地区と構内にあります関連会社様、協力会社様を担当しています。
主に工場の保全関連で使用される樹脂製品、ベルト、製罐物、ゴムロール、溶射ロールなどを納入しています。
納入製品の多くは先輩から引き継いだリピート案件ですが、自分なりに考えて 寿命延長 を狙った材質変更なども提案しています。
Q: 入社してから成長したと実感できている所を教えて下さい。
入社したての頃はお客様の所へ訪問し、相談やお問い合わせ頂いても、その場で回答できずにそのまま会社へ持ち帰り、先輩や上司、仕入先様へ相談していました。
その際に知識不足で、聞くべきところ、確認すべきところがわかっていなかったので、再度お客様を訪問し確認しなければなりませんでした。
本来なら一回で済むことが一回ではなかなかできず、回答までに時間もかかり、お客様にご迷惑をおかけすることになってしまいました。
入社して2年半がたちましたが、当時よりは商品知識も身についてきて聞くべきポイントが分かるようになってきましたし、その場で回答できることも増えてきました。
このあたりが一番成長できたと実感しているところですかね。
― 失敗したことがありましたら教えてください。
失敗は沢山あるのですが、特に印象に残っていることは、担当を引き継いで間もない頃に初めて大きな金額のご注文を頂けたゴムロールの事です。
本来ならストレート形状で仕上げるところを誤ってクラウン形状で納入してしまいました。
※クラウン加工とはたわみの補正や搬送物の蛇行を防ぎ、直進性を上げるために、ロール中央部の径を両端に比べ太くする加工のことです。
納入してすぐにお客様からご連絡があったのですが、幸いなことに、直ちに使用される予定ではなく予備品としてのご注文でした。
大きな問題になりかねない事態でしたが、使用前ということもあり、すぐにストレート形状に加工した製品を納入することでお許し頂けました。
― 誤ってしまった原因は何ですか。
同じラインの別の個所で使用されているロールと混同してしまったことが原因です。
注文書に記載されている図面番号と照合して手配しなければならないのですが、確認が不十分でした。
同じ失敗を二度と起こさないように、それからは慎重に確認しています。
Q: お客様と接するときに心がけていることを教えて下さい。
お客様へ製品の提案や見積回答に伺うとき、もともと口下手という自覚もあるので、お客様がどういう情報を知りたいかをある程度想定し、そういった質問に答えられるように事前に移動の車中で説明の練習をしています。
また注文を頂いた時に、注文内容が予備品なのかそれとも工事案件ですぐに使用するものなのかをちゃんと把握しておくことを心がけています。
特にロール等、高頻度で交換される物品に関しては、いざ使用する際に予備品がないといった状況にならないためにも、どのタイミングで交換が予定されているものなのかを常に確認するようにしています。
― 今一番力を注いでいることは何ですか?
酸洗タンクカバーの内面ライニング材を天然ゴムからブチルゴムへ切り替えることを提案しています。
ブチルゴムは高い耐薬品性があるので長寿命化に有効だと考えています。
ただ問題がありまして、両者を比較した実績があれば分かりやすいのですが、ブチルゴムの採用実績がまだあまりなくて、良い比較データがなかなか出てこないのです。
材質試験などでの比較データはあるのですが・・・。
お客様にとっても間違いなくメリットがあるはずなので、まずはテスト採用頂けるよう、あきらめずに提案を続けます。
Q: 仕事のやりがいは何ですか。
当社は、自分のやる気次第で幅広く製品知識を身につけていけますし、一つの製品にこだわらずに 提案できる ところが魅力だと思っています。
また、製鉄所様の中だけでも取り扱っている製品が多種多様で、様々な製品知識を身につけることが出来、お客様に提供できる環境が整っています。
自分次第でいくらでも仕事場を学べる場、成長できる場に変えられると思って日々の営業活動を行っています。
― 特に奥の深い商品はありますか。
溶射ロールですね。
溶射ロールは金額が大きいということもありますが、溶射材や配合比率を変えると、大幅に寿命が延長したり、逆に簡単にもろくなったりするのでとても奥が深いです。
実際に試してみないと分からないという面もあり、難しいですがその分成功した時の達成感は大きいです。
Q: これからの目標を教えて下さい。
まずは今担当しているお客様から スペシャリスト として認めてもらえるようになることが目標です。
そのためにも上司や仕入先様に積極的に同行をお願いし、ラインに関しての知識やノウハウを吸収していきます。
その上でお客様のお困りごと見つけ出し解決できる営業マンとして成長していきたいです。
今後は担当している冷延地区以外のラインにも目を向けていかなければならない時期に入っていきますので、上司にアドバイスをもらいながら自発的に行動していかなければならないと感じています。
Q: プライベートはどのように過ごしていますか。
コーヒー屋さんで読書をして一日過ごすこともあります。
福山でできた友人と、お酒を飲んで過ごすこともあります。お酒大好きです。連休の時は帰省して、地元の友人と飲みに行くのが楽しみです。
山村さんのインタビューは以上です。
取材の中で「自分次第でいくらでも仕事場を学べる場、成長できる場に変えられる」こと、「上司にアドバイスをもらいながら自発的に行動していかなければならない」ことを話していましたが、私自身今後の仕事に取り入れて行きたいと思いました。
取材させて頂き、ありがとうございましたm(_ _)m