【クリーンルームの基礎講座】を開催しました

先日、株式会社R&D支援センター様よりご依頼いただき、
【クリーンルームの基礎講座
~空間コントロールによる作業環境の最適化へ~】をカメリアプラザで開催しました。

毎年お声を掛けて頂き、今回で4回目の開催になります。
今回は、過去最多の14社21名の方々にご参加頂きました。

講師はクリーン事業部 東日本マネージャーの山田課長です。
山田課長は、20年以上クリーン業界における数多くの施工経験を積んできました。
特にパネル工法によるクリーンルームの設置において幅広い知識、施工ノウハウを持っています。また、建築分野における知見も兼ね備えお客様のご要望に最適なクリーン環境を提案しています。
■クリーン事業部 山田課長取材記はこちらから
https://www.kamata.co.jp/html/blog_eigyo/2017/01/post-366.html
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プログラム
1、クリーンルームの基礎知識
2、クリーンルームの構成
3、クリーンルームの維持管理
4、実績製品紹介
5、静電気対策
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現代の様々な業界において、より厳しい品質管理や歩留まり向上の為に、生産環境のクリーン化が求められています。今回のセミナーでは、『クリーンルームとは』といった基礎知識から設計、施工、運用方法まで施工事例を踏まえ、説明がありました。
各セッションで、質疑応答の時間も設けられました。
様々な業界のお客様からクリーンルームに関して多くの質問をいただき、活気に満ちたものとなりました。
Q;なぜCPF(細胞培養加工施設)には、エアシャワーを設置しないのでしょうか。
治験薬や細胞培養の場合、余計な菌を持ち込まないようにメイン部屋(精製室、培養室、調整室などバイオクリーンベンチやインキュベーターなどが据え付けられる部屋)に入るまでに更衣を繰り返し入室します。 一次ガウニング、二次ガウニングと二度着替えて入室していきます。
また退室の場合、人体に影響のある薬液や粉末が付着している可能性がありますのでデガウニングを繰り返して退室していきます。 その際、入室と退室は別経路を設けるのと室圧管理により外に飛散しないように設計する必要があります。 エアシャワーは飛散の対象になるので基本的には設置しません。

セミナー後にも、個別にご質問してくださる方々もいらっしゃいました。
クリーンルームの運用に関するご相談から、実際に現場を見に来てほしいというご相談まで頂くことができました。




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今回、私もアシスタント兼受講者として参加致しました。
クリーンルームに関してまだまだ無知なことが多く、実際にクリーンルームを運用しているお客様のお困りごとに対する解決策をお聞きし、勉強させていただきました。
本セミナーでは、クリーンルームの運用方法についての事や、クリーンルームをこれから検討したいというお客様でも、講師が弊社の培ってきた施工事例を元にわかりやすくクリーン技術を解説いたします。
このセミナーにご興味のある方は下記にお問い合わせ願います。
株式会社R&D支援センター
https://www.rdsc.co.jp
宜しくお願い致します。