エアシャワーの構造・KAMATAエアシャワー
エアシャワーは、精密機器工場や食品工場などの浮遊微粒子管理区域の入り口に設置され、作業者の衣服に付着した塵埃や毛髪、持ち込む部材に付着した埃などを、複数のノズルから噴出されるジェットエアで除去する装置です。汚染物質が、クリーンルームに侵入する事を防ぎます。
また、エアシャワーは、クリーンルームの室圧低下を防ぐエアロック室の役割も併せ持っています。
エアシャワーの構造
基本的なエアシャワーの構造です。KAMATAエアシャワーは、お客様の使用状況や目的に合うエアシャワーを、オリジナルで設計・生産しています。
エアシャワーの除去効果
一般的には、風速23m/s以上、吹付け時間は15〜20秒で塵埃除去の効果があると言われています。
【動画解説】前室・更衣室、エアシャワーの設置について
KAMATAエアシャワーのラインナップ(製品紹介)
KAMATAエアシャワーのラインナップのご紹介です。この他にも、お客様の使用状況や目的に合うエアシャワーを、オリジナルで設計・生産いたします。
片吹きタイプ / ZK-AS-S
両吹きタイプ / ZK-AS-W
両吹き片引き自動扉タイプ / ZK-AS-SD
両吹き両引き分自動扉タイプ / ZK-AS-WD
シートシャッタータイプ / ZK-AS-ST
床吸い込み三方向吹きタイプ / ZK-AS-FST
靴底ブラシ付きタイプ / ZK-AS-SSB
殺菌灯タイプ / ZK-AS-S-UV
施工例
それぞれの現場に、そしてお客様のニーズに、最適なクリーンエアシステムを提供します。
ウォーキングエアシャワー設計事例解説【たくさんの人が効率よくクリーンルームに入室できる】
精密機器工場
半導体や液晶、精密機械などの製造現場では、集積回路などの微細化が進み、それに伴いクリーンルームの清浄度も必然的に高度化が要求され、必要レベルで施工を行ってまいりました。その重要なクリーンシステムとして塵埃はもちろん、部材から発生するガス物質、静電気や振動までも、高いレベルで抑制・除去する各種機器を提供し、高品質の製品供給をサポートします。
食品工場
HACCP導入及び運用の義務化に伴い、クリーンルームは不可欠なものとなっています。異物混入対策として空間清浄度コントロールによる空気中に浮遊する各種粒子や微生物を除去し、さらに様々なクリーンエアシステムにより仕込み・加工・包装・冷却など食品製造の各工程の清浄度を保ち、汚染防止の環境を作り出します。