ホーム > お困りごと解決事例 > 滑り性能・耐摩耗・厳しい寸法精度もクリアーした表面処理―ブラストロン
半導体製造会社様で 『製品をステージにセットする際、正規の位置にセット出来ない事があり、様々な表面処理を試したが問題を解決出来ていない』 とご相談いただきました。
問題点
① ステージに滑り性が良い表面処理で問題を解決できないか。
② クリーンルーム内で使用するため、発塵を抑えること。
③ 引掛かりを防止するため、表面の寸法公差は±0.01mmで仕上げ、底面と平行度を0.02以内に、側面の仕上げは+0で-0.05以内にすること。
今まで試されたことが無いブラストロンコーティングをテストして頂くよう推奨しました。
ポイント
① 滑り性能はワーク(製品)との相性によって仕上げ粗さを変える事ができ、最も合う処理を選定。 (仕上げ粗さの選定は、何種類かテストしていただき決定) ② 表面と底面で対象物が異なる場合でも、仕上げ粗さを変えて処理することが可能。 ③ 耐摩耗性も高く発塵を最小限に抑えることができる。 ④ コーティング膜厚の均一性が高い為、厳しい寸法公差に対応可能。 ⑤ コーティング処理はマスキングを行い、必要部分だけに限定できる。 |
初期の滑り性がずっと確保されており、表面の摩耗がほとんど見られない。
お客様の全ての工場や工程で、発塵を極力なくすことが求められており、耐摩耗性が高く低発塵のブラストロン(ダイクロン)の効果を実感していただきました。
特徴のある様々な表面処理を紹介しております。
表面処理でお困りの際は是非ご相談ください、お役に立つ加工技術でお答えします。