ホーム > お困りごと解決事例 > サニタリー部品をアイデアと加工技術で改良し、作業性を向上!
洗剤メーカー様でサニタリー配管内をピグ洗浄されているラインがありますが、ピグの回収に困られ相談をいただきました。 *ピグ洗浄とは、配管内径とほぼ同径の球状・砲弾型などの物体(ゴムまたは樹脂製)を配管内に入れて走行させ、残留液を排出することです。
問題点
① 受けの形状が鋭利な凸部があり、ピグを破損してしまう。
② 破損したピグの回収に手間が掛かってしまう。
③ 完全に回収出来ずに原料に混入してロスを生む可能性が有る。
④ 配管ラインと部品は輸入品で簡単に仕様変更に応じてくれない。
配管部品をご支給いただきピグ受け部分を製作し溶接とバフ研磨を行なう提案をしました。
ポイント
① 受け部分の製作はピグに損傷を与えない形状を考える。
② ピグ受けは流量を極力減らさない様に工夫する。
③ 配管部品本体(輸入品)と製作部品との組合せと溶接・研磨加工をする。
④ 事前に製作品と組付け図面を作成し、改善案をご確認いただく。
最低限の部品をご支給いただき、製作したピグ受けを特殊な加工と溶接技術で完成し、コストも最小限で済み、ピグの破損が無くなりました。
ピグの回収が容易になり、原料ロスの心配も無くなり作業効率化に貢献。
お客様からは『注文前に図面を提出してもらい安心して発注ができ、稼働後もピグの破損は全くなく作業効率が非常に上がった』とのお言葉を頂きました。
サニタリー配管や部品の提供から特殊部品の製作、電解研磨加工、現地工事も行ないます。
タンク、熱交換機や温水製造装置、ケトルの製作なども承ります。
サッカーとフットサルを愛する当社のエースストライカーです。
フットワークの良さを活かし、業種や工程を問わずあらゆる分野で課題を解決に導きます。生産性の向上、工程の自動化、安全対策など今まで多くの実績を築き上げてきました。