ホーム > お困りごと解決事例 > 防爆ルームから排気設備まで一括施工します!
基盤薬品洗浄工程が当初計画より拡大する一方で換気扇程度の排気設備では追い付かないため、作業スペースを区切って適した作業環境及び換気設備を導入したいとご相談がありました。
問題点
① 排気装置が万全ではないため、使用する薬液の臭いが他工程まで及ぶ可能性がある。作業環境も悪くなる。
② 使用量が消防規定を超える為、防爆対応が必要。
③ 作業性を悪化させない為に大きく囲いたい。
屋外排気をするのに4階建て工場の屋根上まで設置場所2Fから排気ダクトをもっていかなければならず
大型の排気ファンを屋外に設置すること。部屋は防爆対応として断熱不燃パネルで囲い、排気効率をあげるため、
部屋内にさらにドラフトチャンバーを2台設けて洗浄する。
陰圧にならないよう給気と排気のバランスを考慮し、ケミカルフィルターを設けて室内にOAファンで給気する。
① 部屋を断熱不燃パネルで構築。
② 洗浄作業人員2名に対し、SUS製ドラフトチャンバー2台を導入し、チャンバー内をシンク状態にして洗浄する。
③ 部屋内薬液保管ラックは不燃カーテンで囲い、個別に排気ファンで吸引し、ドラフトの排気ダクトと連結させる。
④ コンクリート土台の上に排気ファン用の架台を設置、排気ダクトを屋根上まで立ち上げて排気する。
設置後の試運転で面風速、吸込み風速、給気風速を測定し、労働基準に適合した風量を得ていることを確認し、引き渡しが出来ました。
実際の作業と同じ環境にて試験をしたところ、他工程に臭いはなく、また工場外周囲にも臭気はなく排気設備として問題なく稼働していることを確認。作業者自身も臭いを感じないレベルまで作業環境が改善されたことを喜ばれており、また周りの作業者、安全基準的にも満足いく設備ができたと喜んでいただきました。
排気設備の導入においては、労働基準に沿った排気量バランス計算などノウハウが必要です。
蒲田工業では数多くの導入実績をもとにお客様の労働環境に合わせた排気設備設置のお手伝いを致します。
お客様の抱えられている問題点を的確に捉え「クイックレスポンス」をモットーに、ご提案から施工、アフターフォローに至るまで一貫して責任を持って行ないます。あらゆる業種で、様々な対応ができるクリーン環境構築のトータルコーディネーター。