ホーム > お困りごと解決事例 >アルミ金型の補修、あきらめないでください!―精密レーザー溶接
容器用の金型で、プレス時に誤ってナットを挟み込みそれがそのまま金型表面に凹凸を作ってしまい、その金型が使用不能になってしまいました。廃棄して新品を購入すると大変高価な部品なので、可能ならば補修再生利用したいとご相談がありました。(表面には表面処理(硬質アルマイト)も施してある)。
問題点
① 新品金型が大変高価(数百万円)であり、海外メーカーのため納期もかかる。
② アルミ製であるため、一般的な溶接加工が難しい。
③ アルミ自体の形状補修と表面処理までの対応が必要。
アルミの金型であっても現物から形状をトレースし、精密なレーザー溶接にて肉盛再生及び研磨仕上げを行います。 必要に応じ表面処理(めっき・コーティング)も併せて実施します。
ポイント
① 通常では困難なアルミ製品の溶接補修が可能。
② 図面無しで、現物の同様部位から形状をトレースして最終仕上げ。
③ めっき剥離→ 形状補修・仕上げ→ 再めっき までを一括して管理する。
※形状補修に関しては超高精度なものは厳しいです。
施工前 | 形状補修後 | ||||||
外観は問題なく、近々テスト運転を予定しています。 お客様の声:「思っていた以上にきれいに仕上がった。新品だと高価なため、ある程度のコストがかかっても再利用できるとありがたい」
金属・樹脂・ゴムあらゆる素材を現品から図面なしで再生します。装置のメーカー標準品への改造・補修を行うことにより、新品更新によるコスト削減が可能です。
九州全域を担当エリアとする熊本営業所の所長として、お客様のお困り事の解決に日々奮闘しています。若さと誠実さを武器にいつも何か改善提案できないかを考えて活動し、特に安全・作業環境の改善に力を入れています。