ホーム > お困りごと解決事例 >耐摩耗性と滑り性の両立―製品投入シュートへのブラストロン
砂糖製造工場で、紙袋への投入工程シュートに砂糖が付着していました。フッ素樹脂コーティングを施しても、耐久性がなくお困りでした。
問題点
① 食品衛生法に適合していることが必須。
② 付着性の高い砂糖が、フッ素樹脂コーティング並みに、滑り落ちてくれること。
耐摩耗性と滑り性を兼ね備えたブラストロンコーティングを提案しました。
ブラストロンはHV1000前後の硬さを持ち密着性も高いめっき処理ですので、ほとんど摩耗しません。
① 食品衛生法に適合しているので安心して使用できる。 ② 初期の滑り性能は、フッ素樹脂コーティングに比べ若干劣るが、性能の低下は殆どない。 ③ フッ素樹脂と違い、帯電しないので静電気発生による付着の心配がない。 |
今まで定期的な再コーティングを必要としていましたが、数か月使用して性能の低下がほとんど見られません。
他の部品にも導入を検討しています。
蒲田工業では各営業所に表面処理のアドバイザーを配しております。
近年、表面処理に求められる性能は多様化、高度化しています。この事例のように、複数の特性を必要とされるケースも増えています。(例:導電性と耐摩耗性、絶縁性と滑り性) 蒲田工業では豊富な処理実績から最適な表面処理をご提案致します。