ホーム > お困りごと解決事例 > イオナイザーで静電気対策! 樹脂シート製造時に粉塵等の吸着を防止します
発泡樹脂シート製造会社様で、食品容器の原料シート生産の際、ラインや巻取り時に発生する静電気によるトラブルでお困りでした。
問題点
① 樹脂シートの製造時に搬送ロールとの摩擦で静電気が発生し粉塵等を吸着してしまう。
② 巻取り時帯電した製品同士が擦れ帯電が増大し、粉塵等を吸着し巻き込み、歩留りの低下。
③ 特に帯電が多い巻取り機付近の作業者に、静電気によるショックの不快感がある。
④ 製造中の樹脂シートは可燃性が高く、静電気のスパークで発火し火災につながる可能性がある。
特徴のあるイオナイザーと、適切な設置方法を提案しました。
*イオナイザーは電極に高圧電圧を流し、電気のプラスやマイナスのイオンを大量に発生させ対象物に帯電した静電気を中和し除電する機器です。
*設置方法で除電効果は極端に差が出ます。
① 除電効率の高い直流式イオナイザーをお勧めする。
② 製品の表裏とも帯電しているため、両方に設置することをお勧めする。
③ 電極付ノズルからのエアー吹出しタイプで効率よくイオンを発生させ、同時に付着した粉塵を吹き飛ばし、粉塵の付着を抑える、バータイプをお勧めする。
④ より効果的に除電するため、数量、取り付け場所、効力を最も発揮できる製品とイオナオザーの距離など提示する提案をする。
⑤ 設置後、静電気測定器で除電効果を確認し検収をいただく。
*今回お勧めした直流式イオナイザーは、個々のノズルが+と-イオンを発生するため、発生直後には相殺されにくく、低い電圧で除電効果を発揮できます。
一方、交流式イオナイザーは同一電極から+・-のイオンが交互に発生しているため、発生と同時にイオンが相殺され対象物への除電効果が薄れます。効果を得るためにはより高い電圧をかけなければなりません。
静電気対策として今までいろいろと試してこられたようですが、今回ご提案した内容により、思っているとおりの効果が出て、粉塵の吸い付き付着が無くなり、巻き取り機付近での作業が安心して出来るようになったと喜ばれています。
他工場にもご紹介してくださり、K工場・T工場様などでご採用いただきました。
蒲田工業はイオナイザー、除電ブラシ、ドライフォグシステムや除電シートなど静電気対策製品で特徴をもった製品など幅広く取り扱っております。お客様のご要望にぴったり合う製品の選定と、有効な取り付け(設置)方法など、提案させていただきます。また、取り付け(設置)工事も行ないます。
静電気対策でお困りの際はお気軽にご相談ください。
鋭い洞察力とスピード力で『お客様のお困りごと』を的確に捉え何通りもの解決策を見つけ出しご提案します。これまで培ってきた工事案件の豊富な実績からなる提案力でプラント工事などの大型工事案件をコーディネートします。