ホーム > お困りごと解決事例 > 振動コンベヤの内面ライニング補修を短納期・低コストで実現
食品メーカー様の塩を搬送する振動コンベヤにて、摩耗で生じる金属粉の混入防止に高分子ポリエチレンを内張りし、ボルトで固定されていました。このコンベヤは完全密閉式で内側の温度が60~80℃になる為、その熱により搬送面が反ってきて上手く搬送できなくなる問題がありました。
問題点
① コンベヤメーカーに製作を依頼すると納期が1.5カ月かかり、現場溶接も出来ないとの事。 ② コスト面でも、既存のコンベヤの解体等含めると200万円ほどかかってしまう。 ③ 現場が入り組んだ場所にある為、部分補修は可能だが一体物で持ってくることは出来ない。 ④ 生産ラインの停止期間を最小限に抑えるため、短納期で補修したい。 |
反っている部分は切り取り・貼り付け補修を行ない、損傷の激しい部分は取り換え工事を行なうことを提案しました。
ポイント
① 反っている部分の切り取り後、新しいポリエチレン樹脂を設置。
ポリエチレンの溶接棒で180℃~200℃のドライヤーを使用して現場で溶接作業を行なう。
② 新作品の取り付けには、コンベヤの機長が6.5mあるため4分割にして設置。
その後チェーンブロックにて少しずつずらしながら継ぎ目の溶接を行なう。
短納期で振動コンベヤの製作、取り換え、補修を行ないました。価格も解体費用等が不要であり、新作品も安価にできました。
・ コンベヤ製作の納期が約5日間、現場補修は1日で完成。
・ 工事費用もメーカーに依頼した場合の半分以下で出来ました。
*もともとの業者様のライニング材の選定が間違っていたため、材質の見直しをするべくライニング材の摩耗試験等の検証を実施しています。
○お客様の声
『一時的な応急対策としてもすぐに補修が出来たため、ライン停止がほとんど無くて助かりました。
短納期で、安価に対応してもらったのでそのほかのコンベヤもお願いしたい』
メーカーに依頼すると納期・価格がかかる工事の場合も、小回りの利く業者様とのタイアップで短納期・低価格にて対応いたします。 製造ライン等でお困り事がありましたらお問合せください。
愛嬌の良さは社内でもピカイチ。前任地では長くセットメーカー様を担当していたので精密機械加工や樹脂、ゴムの物性に関する知識や経験が豊富です。