ホーム > お困りごと解決事例 > 騒音測定システムの導入 音量だけでなく発生方向も測定
食品会社様から工場で発生する騒音を測定、記録するシステムをご相談頂きました。
こちらのお客様は工場敷地が住宅地に近接しており、常に地域との共生を考え操業されています。
① 工場設備から発生する騒音が基準値を超えていないか常時監視、記録したい。
② 敷地のすぐ横に高速道路や幹線道路が通っている。通過するダンプやトラックの騒音と工場内から発生する騒音を識別したい。
③ 安定して途切れることなく記録するシステムが必要。
④ ユーティリティーの異常があった時に場所を特定しにくく、対応が遅れてしまう。
リオン社製騒音監視システムを提案しました。
① 騒音を測定するマイクは全天候型仕様で敷地境界付近の屋外に設置。
② 指向性マイクと専用識別装置で音源位置を3次元特定した測定を行う。工場から発生する騒音と敷地外騒音も識別。
③ 測定データは専用のソフトで収集、データベースで管理。管理用PCには途切れることなく記録できるよう無停電電源装置もセット。
④ 規定値を超えた際にはパトライトによる警告システムが作動。(今回当社が施工した範囲はシステム作動用の信号取り出しまで)
設置後、測定角度の設定などの調整作業を行い、計測及び記録をスタートしました。調整前に多くとらえられた車両による騒音も調整によって記録から取り除くことができ、工場から発生する騒音のみを計測、記録できるようになりました。
工場が操業していくためには様々な法令、規制の順守が求められます。特に住宅地に近接している場合は騒音、臭気などに対して適切な対策が求められます。対策の第一歩は現状の把握です。蒲田工業では各種測定を行い、その対策も提案、実施しています。
サッカーとフットサルを愛する当社のエースストライカーです。
フットワークの良さを活かし、業種や工程を問わずあらゆる分野で課題を解決に導きます。生産性の向上、工程の自動化、安全対策など今まで多くの実績を築き上げてきました。