ホーム > お困りごと解決事例 >現場溶接を最小限に、タンク点検用梯子と安全柵の取り付け
食品会社様でタンク上部に点検用梯子と安全柵を設置したいとのご相談を頂きました。 合わせて、応急処置を施してあるフレームの亀裂発生部を溶接して恒久的な補修をしたい。
問題点
① タンク上部は斜めになっており、しかもすべりやすく、狭い為、安全冊がないと危険。
② タンク上部に昇るのは、タンク上部にあるバルブのメンテナンスの為年に数回、その他トラブルがあった時だけであり使用頻度が低いので、極力コストを抑えたい。
③ タンクへ直接溶接すると、タンク内面に溶接焼けが出来てしまう。溶接焼けは除去、清掃しなければならないため手間とコストがかかってしまう。
④ 現場での作業時間(操業停止時間)は極力短縮しなければならない。
点検用梯子と安全柵のタンクへの固定を、2本掛けのステンレスバンド式にすることを提案しました。作業時間の短縮、コストを抑えて設置することが可能です。溶接補修部に関しても、事前調査の上、現場溶接範囲を最小限に抑えつつ恒久対策となるような施工を行う。
ポイント
① 点検用梯子、安全冊に固定用ステンレスバンドを事前溶接し、バンドをタンクにボルトで固定する。
② 強度計算した上で幅と厚さを選定し、より安全にご使用いただくためバンドは2本掛けにする。
③ フレームの亀裂補修箇所は、タンク本体に直接は接していないため現場溶接にて補修。
亀裂補修 処理前 | 処理後 | ||||||
安全性や強度の面から溶接による固定以外に無いと思われていましたが、ステンレスバンド式の施工で、現場での作業時間を短縮することができました。
安全柵手摺の事前溶接個所は、電解法(電気化学的反応による方法)できれいになり、また、フレームの亀裂箇所の現場溶接補修も「非常に綺麗に仕上げてもらえた」 と喜ばれています。
従来の施工方法にとらわれず、アイデアを形にしてお客様の手間・操業時間への影響を最小限にします。 様々な業種で培った豊富な施工実績で最適な工法をご提案し、コストダウンに貢献します。
生産設備をもつお客様営業 十数年のベテランです。 第一印象は、よく「物静か」な印象でとられますが、社内情報網、メーカー、ネット等を駆使する点では社内の誰にも負けません。装置メーカー・製紙・食品・化学でのバラエティに富んだ経験を生かし、問題解決に全力を尽くします。
蒲田工業は、工場における効果的な安全対策をご提案しています。幅広い業界での安全対策に関する豊富な実績を持っています。
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