既設天井と壁を活かした
パネル式クリーンルーム[ゴム・スポンジ加工]
使用製品 | 設置場所の環境 |
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目的
自動車部品のゴム・スポンジ加工を行なう際の、異物付着防止
- 自動車のさらなる電化・電子化に向けて、生産ラインのクリーン化が求められている。
- 製品や生産ラインの管理、運営のし易さを考え、清浄度クラス10000を希望。
- 装置の導入に合わせて環境を整えたいが、工場内のスペースに限りがある。
仕様・施工
工場内スペースを有効活用するため、断熱パネルで間仕切り、既設の壁・天井を活かしたクリーン環境を構築。
- 天井は鋼板でフラット化、既設壁は塗装を施し、断熱パネルで間仕切り。
- 出入口を一箇所とし両吹きエアシャワーを設置することで、人・荷物からの粉塵をシャットアウト
- 天井からのエアー吹き出しが出来ない為、床置き型クリーン空調機を2台設置。
- 装置の搬入口として、脱着扉を4枚設置。
クリーンブースサイズ:3070×17443×H3105 クラス10000
今回のポイントは・・・
必要個所にクリーンブースを設置して、局所的にクリーン空間が実現できます。
当事例の場合は、大型装置の設置スペースと 作業者の導線を確保するため、工場内全体を出来る限り有効に使いたいと要望されていました。
局所的なクリーン化ではなく、断熱パネルで間仕切り、既設の天井や壁を使う事により、簡易的でありながら10mを越える大空間のクリーンルームが構築できました。
製品加工精度を向上させる空調コントロール、工程や生産品目に最適な清浄度をご提案します。