既設部屋を改修して
クリーンルーム施工[印刷工場]
使用製品 | 設置場所の環境 |
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印刷工場、オフセット印刷の工程 既設部屋広さ;17,500×12,000×高さ3,500 一般空調あり |
目的
異物混入防止を目的にクリーンルーム施工
包装工程と製版室の間仕切りすることで、異物混入防止を徹底
- オフセット輪転機の導入に際し、異物混入防止を実現したい。
- 温湿度管理が必要(温度25%±3%、湿度50%±10%で管理)。
- 装置からの発熱があるため、作業者のための空調環境も改善したい。
仕様・施工
- 既設の広い部屋を断熱パネルで間仕切り。
- マルチエアコン・外気処理エアコンを設置
- 超音波加湿器・純水装置を設置
空調効率を上げる為に、クリーンルーム用の断熱パネル42tで必要スペースを囲う。
17,500×11,000×高さ3,500の既設の部屋を、クリーンパネルにて オフセット印刷室・製版室・ストックスペースに間仕切りをする。
オフセット印刷室 = 17,500×4,500×高さ3,500
製版室 = 8,000×6,500
ストックスペース = 9,500×6,500
- 温度管理には、ダイキン製マルチエアコン2機、外気処理エアコン2機を設置。
※マルチエアコンに高性能プレフィルター、外気処理エアコンには中性能と高性能フィルターを組合せて設置。 - 湿度管理には、ウェットマスター製超音波加湿器4台を導入、純水装置も同時に設置。
結果
クリーンルーム化に加え、温度・湿度管理ができ、印刷ムラやゴミ付着が激減した。 室内熱負荷・装置オゾン排気設備を計算した上での機器選定をしたため、快適な作業環境も保たれている。 クリーンルーム断熱パネルによる間仕切りもきれいに仕上がり、社内・見学に来られる方々にも好評を得ている。
今回のポイントは・・・
現在省エネ・節電対策に、空調コスト削減を提案します。 必要個所のみを囲う事により、空調効率を上げることが可能です。今回の断熱パネルの他に、KAMATAクリーンブースによる局所的な部屋も構築できます。 必要個所の5000×5000以下の場合はクリーンブースをお勧めしています。 研究、試験等の一時的な使用の場合は、簡易クリーンブースがございます。