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人間には視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感があります。
このシステムは、この中の「触覚」、すなわち触って圧力の分布状態を見ることを目的とした 「圧力分布型触覚センサー」です。
荷重を測定するシステムではなく、圧力の分布傾向をリアルタイムもしくは、レコーディングし再生を行なうことにより視覚的に確認することができるシステムです。また、計測したデーターは専用のソフトウエアーでアスキーデータやグラフ機能により解析が可能です。
センサーシートは、図(Fig.1)のように1枚のフイルムに4層からなる特殊インクを印刷しているシートを使用している為、0.1mmと極めて薄く柔軟性があります。センサーシートの素材は、ポリエチレンテレフタレート(PET) を使用し、その内側に各1枚ずつに行方向の印刷、列方向の印刷がされております。 印刷してますインクは、電流を通すシルバーペーストに、このインクを覆うように特殊インク (感圧抵抗性物質)を印刷しております。
Fig.1 センサーシートの構造
感圧部分は、行と列の交わっている(図で言いますと緑の□)部分になります。交わっている部分に圧力が加わりますと(Fig.2)のように圧力の量に応じて、この特殊インクの抵抗値が変化します。この抵抗値の変化はセンサーコネクターに伝えられ、コネクター内にある基盤で8ビットにAD変換 (0〜255に変換)され、ソフトウエアー上に圧力の分布として表示します。
Fig.2 インクの特性及び出力特性
全体の構成図
USB EVOハンドル | 1個 |
ソフトウエアー | 1式 |
センサーシート | 5枚(1種類) |
パソコン本体(拡張ユニット含む)は、基本システム構成に含まれておりませんが、
パソコン本体も含めたセットシステムも可能です。
圧力分布測定システム「準備・手順」
圧力分布測定システム「測定の様子」