ホーム > お困りごと解決事例 > オールインワン精密空調機を使い、恒温恒湿空間を短工期で構築

Solution Showcase お客様困りごと解決事例

前のページへ戻る 前のページへ戻る

オールインワン精密空調機を使い、恒温恒湿空間を短工期で構築

お客様のお困り事  KE-24

ある研究を行うために、温度20~30℃ 湿度40~60%の範囲内で気候環境をシミュレーションできる実験空間が必要となりました。数社に仕様検討、見積積算を依頼したところ、想定している予算を大幅に超過していたようです。
恒温恒湿空間を構築するために一般的に採用される手法では、室外機を設置する必要があります。今回のケースでは実験室と室外機設置可能場所との間に50m以上の距離があることから、工事費用、工事期間とも膨大に掛かってしまいます。 

問題点

① 試験環境を構築したいが設備導入すると非常に高価である。
② 予算は下げたいが恒温恒湿条件は落としたくない。
③ 設置スペースに限りがある。
④ 室外機設置場所まで50m以上もある。必然的に工事費用が高くなる。

蒲田工業からのご提案内容

設置を予定されている建屋内には事務所レベルの空調管理はなされていましたが、恒温恒湿環境を作り出すスペースの外部環境としては変動幅が大きすぎるため、断熱パネルを用いて試験室を構築することを推奨。断熱性を持った空間にすることで、求める温湿度条件を短時間で実現し、精密空調機への負荷を減らすこともできます。
空調制御には室外機不要のオリオン製オールインワン精密空調機との組み合わせで指定温湿度制御を行う方法を提案。パッケージエアコン、加湿器及びチラーなどを使用し、PID制御する一般的な手法では室外機までの配管工事や制御盤製作など高価になる要因が多くなります。
まさに今回、室外機設置可能場所までの距離が遠くなってしまうことが最大のコスト要因となっていました。給水、電源、排水が確保できれば、オールインワン精密空調機をパネル壁面に設置しリターンエアを取り込みながら給気する方法を採用することで、非常にコンパクトに設置でき従来工法に比べて工期短縮、コストダウンになります。

ポイント

① 断熱効果の高い外壁パネル(42㎜厚)を使用し、試験室を構築。
② 室外機不要!オールインワン精密空調機を使用。
③ コンパクト設計で、従来工法より工事期間の簡素化。

解決した内容、お客様の声

設置後に温湿度測定を行い、すべて基準値をキープする検査結果を得られました。外部の影響を受けにくく、温度設定値をキープできていることも確認できています。
従来工法より4割程予算削減でき、指定温湿度域もご満足いただける結果が出ています。想像以上にすばらしい出来と満足していただきました。

クリーンルーム・クリーンブース[問題解決事例集]もご覧ください

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業では断熱パネル+精密空調機の組み合わせで省スペース型試験環境を構築してきました。室外機がないオールインモデルを使用することで工期短縮にも寄与できます。恒温恒湿が求められる試験環境を所望される場合の判断材料にしていただければ幸いです。

営業マンの紹介    クリーン事業部  百済 直範

お客様の抱えられている問題点を的確に捉え「クイックレスポンス」をモットーに、ご提案から施工、アフターフォローに至るまで一貫して責任を持って行ないます。あらゆる業種で、様々な対応ができるクリーン環境構築のトータルコーディネーター。

  • お困りごと解決事例トップへ
  • 蒲田工業トップページへ

前のページへ戻る前のページへ戻る

製造現場での様々なお困りごとを、現場に深く入り込み解決 ソリューション事例マップ