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食品工場内に滞留する大量蒸気をエアー搬送ファンで気流コントロール ― 結露防止 ―

お客様のお困りごと   HB-54

食品業界のお客様の事例です。食品製造工程で、加熱により発生する蒸気の滞留によって起こる作業現場天井の結露対策についてお困りでした。
食品の品質や安全確保の観点から、蒸気を工場の外へ逃がすための改善策をお探しでした。

お客様の抱える課題
  • 工場内の製造環境は、空調を効かせているため蒸気が結露しやすい環境でしたが、その対策として、工場全体の空気を屋外に排出させる排気ファンを使用していました。しかし、排気ファンだけでは、結露対策が十分ではありませんでした。また、既設の排気ファンの設置場所が、蒸気が発生している作業現場から離れているため、工場内の蒸気を屋外に排出できる排気方法に改善する必要がありました。
  • 食品工場の食品衛生法第21条に基づく営業許可更新前に、蒸気の排気・結露対策を済ませる必要がありました。

蒲田工業からのご提案内容

エアー搬送ファンを設置し工場内に外気を取り込むことにより、滞留した蒸気を外へ排気するための空気の流れを作り出す方法を提案しました。

解決のポイント
  • まずはじめに、空気の滞留場所を特定しました。
  • 工場全体の容積を測定し、気流を作り出す為に必要な風量を算出しました。
  • その風量を発生させるのに必要なエアー搬送ファンを導入しました。既設の排気ファンが適切に蒸気を排気できるようになりました。
  • 室圧を最適化するために、外気を取り入れられるよう一部の窓にガラリを設置しました。
  • 蒸気の排気と結露対策の両方を実現しました。
  • お客様の想定よりも低いコストで上記内容を実現することができました。
気流コントロールのイメージ

気流コントロールのイメージ

エアー搬送ファンの設置

エアー搬送ファンの設置

ガラリ取付け工事

ガラリ取付け工事

解決した内容、お客様の声

窓に設置したガラリから取り込まれた外気と天井に取り付けたエアー搬送ファンにより、滞留していた蒸気が既設の排気ファンに流れる空気の循環が実現し、結露問題を解消できました。

蒲田工業がご提供できる価値

蒲田工業では、労働環境・作業環境改善におけるお客様のお困り事解決に取り組んでおり、豊富な事例を取り揃えております。
結露問題のほか、異物混入対策や安全対策、静電気対策、騒音対策、省力化・自動化や省エネなどあらゆる分野での長年の実績や技術を兼ね備えたスタッフが全国におり最適なご提案をいたします。

事例番号

HB-54
※お問い合わせの際は「事例番号」をお伝え下さい。

営業パーソンの紹介    福山営業所   佐藤 典朗

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四国地区の香川、松山、高知方面のお客様を担当し、地域密着型営業に取り組み、そこで積み上げたお客様の信頼度は計りしれません。お客様からの信頼だけでなく、社内での信頼度もNo.1!

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