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硬質クロムめっき処理 表面処理加工技術紹介

硬質クロムめっき処理

加工技術の詳細

クロムを電気めっきで成膜します。ハードクロムやHCrなどとも呼称されます。耐摩耗性、耐食性に優れた処理です。めっき浴に浸漬して成膜します。
厚膜仕上げ、ダブルめっきなどを行うことも条件によっては可能です。着き回り性はあまり良くありません。膜厚の偏差は出やすい傾向にあります。

加工可能サイズ

1,000*1,000*5,000㎜

処理可能な重量

1t程度

処理温度

めっき成膜時は90℃以下、めっき後に熱処理行うことで硬度を上げることが可能。

優れた特徴

Hv600~800 高硬度で耐摩耗性、耐蝕性に優れた表面処理です。
工業用途に幅広く使われています。
バフ仕上げを併用することで美しい金属光沢が得られます。

此れまでに、ご使用頂いた用途例

反応槽、輸送管及びベンド、ピストン、シリンダー、プーリ、搬送ライン部品、ロール表面、 ガイドローラー、スライドテーブル

母材

鉄系、SUS系

注意点(処理による欠点等)

仕上りの表面状態は処理前面粗度に大きく依存します。鋳物母材の場合「ス」が顕在化することがあります。 エッジ部には厚く成膜される傾向があります。

納期(数量、サイズによる異なる)

10日程度。